見上牧場
・代表取締役挨拶 ・会社概要 ・愛馬の預託について ・1日の流れ ・売り馬情報 ・追記
追 記
(2007年3月8日 見上牧場の挑戦)
昨年より行われている軽種馬経営構造改革支援事業の一環として、平成17年12月に海外コンサルタント指導実証牧場の推薦依頼が来ました。
これは競走馬生産振興事業の軽種馬経営高度化指導研修事業において、海外から生産技術指導者を招聘し、わが国のコンサルタントや生産者団体などの職員とともにいくつかの牧場の繁殖牝馬と幼駒のコンサルタントをしていただき、国内技術指導者の指導技術の向上を図ると共に牧場主に対し、コンサル業務の重要性を啓蒙するものであります。
当牧場は軽種馬経営構造改革支援事業を受けており、参加牧場としてコンサルタントを受けることが決まりました。
コンサルタントの内容としては、繁殖牝馬及び仔馬の栄養管理等である。コンサルタントを受けて一年になり、まずケンタッキーのKER社の社長のジョー・ベーガンさんと社員のリッチ・デッカーさん、その他通訳、共済組合の獣医、軽種馬組合の獣医、開業獣医、その他職員等総勢20名くらいでやってきます。
KER社というのは飼料の研究をしている会社で、飼料会社にコンサルタントをしている会社、いわば世界の飼料はこの会社の研究の下に作り出されているといっても過言ではないそうです。
馬を一頭一頭体重を計り、脂肪の適正な付き方やツメ・脚・バランス等事細かく説明してくれます。
当牧場もこのコンサルタントにより、飼料をサプリメントに変えました。
最初は国内のサプリメントを使用したが、今年になって輸入のサプリメントに変えエン麦、ルーサン、米油、草などでその馬に合った飼料を与えています。
また昨年より昼夜放牧を行っていますが、ベーガンさんによると、12月までは大丈夫との事で12月まで昼夜放牧を行いましたが、今年は希にみる暖冬だったのでその後も続けなさいという指示があり1月〜3月現在でも昼夜放牧を続けています。
1歳馬はそのままで受胎馬だけは馬服を着せての放牧です。
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広大な放牧地で昼夜放牧をしている1歳馬たち |
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馬服を着せて昼夜放牧している近々出産予定の
繁殖牝馬たち |
現在はどの馬も体調がよく元気一杯です。
特に1歳馬は幅が出て節々もしっかりし筋肉と体力が付き逞しい身体になりました。(参照写真)
この指導をして頂き大変勉強をさせて頂いております。あきらかに過去の馬よりは全てにおいて状態は良くなっていると思います。
もう一年指導をしてくださいますので更に前向きに勉強をさせて頂き、強い馬作りに取り組んで行きたいと思っている次第です。
有限会社 見上牧場
代表取締役 見上 久義
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